膠原病

全身性エリテマトーデス(SLE)は女性に多い病気

特徴的な皮膚の症状から名づけられた全身性エリテマトーデス(SLE)。日本では、5万人ほどの患者さんがいます。誰にでもおこる可能性がありますが、圧倒的に若い女性多い病気です。

女性に多く、男女比は1対20前後

SLEは女性に多い病気SLEは、基本的には誰にでもおこる可能性がありますが、圧倒的に多いのは若い女性です。男女比は1対20前後といわれていますが、外来での印象としては、もっと高い比率で女性に多いと感じています。発病年齢は20~40歳がいちばん多く、とくに20歳代が全体の40%を占めています。10歳代と30歳代がこれに次いで多く、それぞれ25%程度といわれています。したがって、SLEは高齢者には少なく、若い人が大半を占めているといえます。この点は、この後で説明する関節リウマチの最もかかりやすい年齢が30~60歳代であるのとは対照的です。SLEは、白色人種には比較的少なく、アメリカインディアンなどの有色人種に多いといわれています。しかし、世界中のどこにでも患者さんはみられますし、日本でも地域差などはとくにみられません。

女性ホルモンが影響する?

女性ホルモンが影響する?また、輸血によって病気がおこったという報告も、夫婦間で病気がうつったという報告もなく、特別な環境が病気の発症に関係している証拠は、今のところ見つかっていません。ただ、はっきりしているのは、ひどい日焼けをした後にSLEを発症したり悪化したりするということです。紫外線は皮膚に炎症をおこし、炎症によって壊れた細胞の中からDNAが大量に流れ出し、それにからだの免疫機構が反応して抗体(抗DNA抗体)をつくることが原因と考えられています。
そのほか、出産をきっかけに悪くなることもあります。妊娠と出産女性ホルモンが必要不可欠なプロセスですが、SLEが若い女性に多いことを考えあわせると、女性ホルモンが多いことも病気を悪くするのに関係しているのかもしれません。

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