膠原病

膠原病の初期症状について


膠原病の症状は多様で複雑。ひとくくりにできませんが、発熱、関節痛、レイノー症状などは、よくあらわれます。ただし、このような症状はほかの病気でも起こるので、ぜひ専門医の診断を受けるようにしてください。

膠原病の初期症状

膠原病の初期はなかなか気づきにくく、病気自体あまりなじみがないこともあって、多くの人は「まさか自分が」と思うようです。たとえば、以下のような症状があったとします。


●風邪をひいたわけでもないのに熱があり、なかなか下がらない。
●体のふしぶしが痛む。
●筋力が弱くなって、いったんしゃがむと立ち上がるのが難しい。
●寒さや冷たさにあうと、指が白くなったり紫色になる(レイノー症状)。


初期症状に気づきにくいので注意を

全身性エリテマトーデスは若い女性に多い
膠原病は、じわじわと慢性的に進む場合が多く、症状があっても最初のうちは、なんとかやり過ごせます。膠原病の代表的な病気である全身性エリテマトーデスは、20代から30代の若い女性に起こりがちですが、この時期はちょうど人生の活動期になります。勉強に、仕事に、家事にと、忙しく追われ、多少の不調はがまんをしてしまいます。そうして発病に気づかないまま、何年もたって、倒れる寸前に緊急入院、というケースがあります。
膠原病は多くの臓器を相手にしてるので、症状のあらわれ方も多様で複雑です。それでも特徴的なものがあるので、下記にて紹介していきます。ただし、ここにあげている症状は、ほかの病気でも起こるので、必ずしも膠原病とは限りません。病気は、症状のみで確定することは困難で、詳しい検査が必要です。自分だけで判断をせず、ぜひ専門医の診断を受けるようにしてください。

膠原病であらわれやすい症状(病気別)

全身性エリテマトーデス


●発熱、関節痛、紅斑、レイノー症状、脱毛、日光過敏、浮腫(むくみ)

関節リウマチ


●手指関節などのはれ、朝のこわばり、左右対称性の関節痛

多発性筋炎/皮膚筋炎


●筋力低下、筋肉痛、関節痛、紅斑、発熱

シェーグレン症候群


●口の渇き、涙が出にくい、耳下腺のはれ

混合性結合組織病


●手指全体のはれ、レイノー症状、関節痛、三叉神経痛

抗リン脂質抗体症候群


●若年者の血栓、習慣流産

ベーチェット病


●口腔粘膜の潰瘍、にきび・毛嚢炎に似た皮疹、眼症状、外陰部の潰瘍、関節炎

スチル病


●発熱、関節痛、皮疹、咽頭痛、リンパ節のはれ

全身性血管炎(血管炎症候群)


●いずれも発熱がよく起こる症状はおかされる部位によって異なる

側頭動脈炎


●こめかみの痛み

高安動脈炎


●後頭部~肩の痛み

川崎病


●皮疹、筋痛、腹痛、浮腫、惺紅熱と同じ症状

ウェゲナー肉芽腫症


●中耳炎、鼻出血、眼病、せき、浮腫

アレルギー性肉芽腫性血管炎


●ぜんそ〈、下肢のしびれ感とまひ

顕微鏡的多発血管炎


●皮疹、浮腫、かっ血、筋痛

ヘノッホ・シェーンライン紫斑病


●腹痛、下血、関節痛、紫斑

①本態性クリオグロブリン血症②白血球破砕性皮膚血管炎)


●レイノー症状、皮疹、関節痛、皮疹