膠原病

アレルギー性肉芽腫性血管炎の症状と治療

アレルギー性肉芽腫性血管炎は多発動脈炎から分離独立した病気です。多発動脈炎との違いと、アレルギー性肉芽腫性血管炎の症状と治療について紹介していきます。
アレルギー性肉芽腫性血管炎の特徴

アレルギー性肉芽腫性血管炎写真

アレルギーが基盤にある

ほかの血管炎との違いは、ぜんそくなどのアレルギーが基盤にあること。そのため血液検査をすると、アレルギーと関係する好酸球細胞や(免疫グロブリン)抗体の増加がみられます。また腎臓の病変がきわめて少ないのも特徴です。
この病気でも血液中にANCAがあらわれ、陽性率は50~70%。リウマトイド(リウマチ)因子もしばしば陽性になり、診断の参考になります。高齢者を含む成人に発症し、平均発症年齢は38歳という集計があります。男女差はなく、まれな病気ですので患者数もわずかです。
アレルギー性肉芽腫性血管炎の症状

初期症状に神経炎の症状がみられる

関節痛ぜんそくは、血管炎と同時、もしくは先行します。10年以上先行するケースもめずらしくありません。また、手足の知覚がにぶくなったり、力が入りにくくなる神経炎の症状が、初期からみられます。運動神経のマヒも起こり、歩行が困難になることがありますが、早期に治療をすれば戻る可能性があります。
関節痛、筋肉痛、脱力の頻度は高く、受診のきっかけになります。障害されやすい臓器は、皮膚(紫斑と皮下結節が多い)、中枢神経、心臓(心筋梗塞、心筋障害による心不全)、心外膜、肺、胸膜、消化管(潰瘍や穿孔)などです。

アレルギー性肉芽腫性血管炎の治療

ステロイド薬治療によく反応する

一般的にステロイド薬治療によく反応します。プレドニンは、皮膚症状よりは重症のぜんそくや肺浸潤のほうに量を多く使い、中枢神経・消化器・心病変ではさらに多くなります。反応が悪い場合は少ないのですが、プレドニンを増量するか、ステロイドパルス療法、免疫抑制薬(エンドキサンなど)の内服などを加えます。抗凝固薬、抗血小板療法、血管拡張薬、血栄交換を併用することもあります。

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